ついさっきまで人を殺したのに、そのお店の団子を食べてるなんて‥‥‥


なんか変な気分だな~


団子をクルクルと回し、空を見上げる。


そして、ずっと気になっていたことを立に問いた。


「‥‥‥‥ねぇ立」


「はい?」


「あいつは、こっちに来てると思う?」


「あいつ?‥‥‥ああ、No.2のことですわね」


No.2 コードネーム『クラウン』


僕の後1人の仲間。


「私とリーダーが来てますし、来ている可能性は高いと思いますけど‥‥‥」


「来ているとして、何をしているか検討もつかない」


「私は島原に拾われて、リーダーは新選組に拾われた。なら、クラウンもどこかに拾われているのでは?」


「どこに?」


「そうですわねぇ、意外と近くにいたりて」


「茶屋とかに拾われてそう」 


「自分でお店を開いたりもしてそうですわね」


「役者さんになってたり」


「最悪、長州の仲間になってたりして」


「「うーん‥‥‥‥」」


どれもありそうなんだよなぁ。


「No.3とNo.4がいたら、もっとハチャメチャしそうだよね」


「リーダー‥‥‥」


「立はいつまでもNo.5だし」


「仕方ありませんわ。新しい方がチームに入ってこないかぎり、私は一生No.5ですわ」


今はもう空席の場所。


もうどこにもいない者達。