んーいい勝負だったぁ!


いやぁ楽しめた!


「剣壱君、ありがとうございました。そして、
すみません」


山南さんは輝かしい笑顔で僕に言う。


うん、ウザイわぁ。


「思ってないよね?絶対に思ってないよね?」


謝っているのは、多分土方さん達のこと。


そんな笑顔で言われても困る。


「隊長、お疲れ様です」


「立~なんで入れちゃったの?」


「断るのも面倒でしたので」


「やっぱりか‥‥‥」


僕は思わずガクッとうなだれる。


もう、また面倒ごと増やして‥‥‥


「剣壱」


「何?斎藤さん」


「最後の剣術は、お前が考えたというのは誠か?」


ピシッと思わず固まる。


なんで、なんで知って‥‥‥


「り~つ~?」


「‥‥‥テヘッ☆」


「テヘじゃなーい!」


絶対わざとだ!


まったく、どいつもこいつも!


「剣壱君!」


「ぬふぅ!」


近藤さんに呼ばれたかと思うと、ギューッと抱きしめられた。


な、なぜ?どうして?


てか、くるし‥‥‥