晩ご飯を食べ終え、僕は日を沈むのを待っていた。
隊士達は、晩ご飯を食べた後は部屋で休んでいる。
小太刀の手入れをし終え、鞘に刃をしまう。
「よし、行くか」
廊下を歩いて道場に向かう。
そういえば、真剣で戦うのってなにげに久しぶりだよなぁ。
毎日、木刀の試合ばっかだったし。
道場についたけど、扉は閉まっていた。
‥‥‥‥中に気配がある。
僕は扉を開け、静かに中に入る。
そして、静かに佇んでいる人に声をかけた。
「待った?」
「ええ、待ちました」
扉を閉めると、お互いに笑顔を見せる。
「話し合うより、剣と剣をぶつけるわけだ」
「ええ、その方がわかりやすいですから」
山南さんと間合いをもち、小太刀を抜く。
山南さんも刀を抜いて構える。
「本気できてよ?」
「そちらこそ」
少しの静寂の後、僕は床を蹴った。
*********************
中で剣の交わる音が聞こえる。
道場の扉にもたれながら、私はその音を聞いていた。
なるほど、そういうことですのね。
広間で隊長と会った時、声をかけることができなかった。
とても楽しそうなお顔。
そして、それはどこか真剣で。
ハァ、この後、私と約束がありますのに。
隊士達は、晩ご飯を食べた後は部屋で休んでいる。
小太刀の手入れをし終え、鞘に刃をしまう。
「よし、行くか」
廊下を歩いて道場に向かう。
そういえば、真剣で戦うのってなにげに久しぶりだよなぁ。
毎日、木刀の試合ばっかだったし。
道場についたけど、扉は閉まっていた。
‥‥‥‥中に気配がある。
僕は扉を開け、静かに中に入る。
そして、静かに佇んでいる人に声をかけた。
「待った?」
「ええ、待ちました」
扉を閉めると、お互いに笑顔を見せる。
「話し合うより、剣と剣をぶつけるわけだ」
「ええ、その方がわかりやすいですから」
山南さんと間合いをもち、小太刀を抜く。
山南さんも刀を抜いて構える。
「本気できてよ?」
「そちらこそ」
少しの静寂の後、僕は床を蹴った。
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中で剣の交わる音が聞こえる。
道場の扉にもたれながら、私はその音を聞いていた。
なるほど、そういうことですのね。
広間で隊長と会った時、声をかけることができなかった。
とても楽しそうなお顔。
そして、それはどこか真剣で。
ハァ、この後、私と約束がありますのに。



