土方さんのその言葉に、僕は察しがついた。
最近の立、監視されてたせいでピリピリしてたからなぁ。
「そっちが信用してないんだから、立も土方さん達のこと信用してないってことだよ。土方さん達だって、監視されてて良い気分はしないでしょ?」
「だが、それじゃ北凪をどこに入れるか決まらねぇだろ。あいつはお前と違って十九だろ?預かりってわけにはいかねぇ」
ふむ、それもそうだ。
でも立、僕以外の命令は聞かないって言ってるみたいだし。
確かに、新選組の組に入れるのは立にとってもあまり良くない。
「観察に入れるのは無理?」
「観察?」
「元々、立は普通に戦闘向きじゃなくて間者の仕事が得意なんだし」
「確かに観察は単独行動が多い方だが、それでも勝手に行動は出来ないぞ?」
「役割が決まれば、立も仕事はする。僕からも土方さんや山崎さんの命令は出来るだけ聞くように話すから」
「完璧に聞かすことはできないのか?」
‥‥‥‥今の言葉、ちょっときたな。
ものすごくイラつく。
「土方さん、何か勘違いしてない?立はお前らの部下じゃない。僕の部下だ。僕と立はここにお世話になっている代わりとして、あんた達を手伝っているにすぎない」
第一、僕は新選組預かりだし。
隊士じゃない。
立は表面上は新選組の隊士になる。
だけど、立は僕の組の者で僕の部下。
僕達は新選組に、幕府に忠誠心なんて持ち合わせていない。
土方さんも、僕の正体と本性を知った以上、僕を追い出すことは考えにくいだろう。
僕が長州側について困るのは、新選組だと理解しているはず。
「とりあえず、北凪に観察に入るように説得はしてくれるのか?」
最近の立、監視されてたせいでピリピリしてたからなぁ。
「そっちが信用してないんだから、立も土方さん達のこと信用してないってことだよ。土方さん達だって、監視されてて良い気分はしないでしょ?」
「だが、それじゃ北凪をどこに入れるか決まらねぇだろ。あいつはお前と違って十九だろ?預かりってわけにはいかねぇ」
ふむ、それもそうだ。
でも立、僕以外の命令は聞かないって言ってるみたいだし。
確かに、新選組の組に入れるのは立にとってもあまり良くない。
「観察に入れるのは無理?」
「観察?」
「元々、立は普通に戦闘向きじゃなくて間者の仕事が得意なんだし」
「確かに観察は単独行動が多い方だが、それでも勝手に行動は出来ないぞ?」
「役割が決まれば、立も仕事はする。僕からも土方さんや山崎さんの命令は出来るだけ聞くように話すから」
「完璧に聞かすことはできないのか?」
‥‥‥‥今の言葉、ちょっときたな。
ものすごくイラつく。
「土方さん、何か勘違いしてない?立はお前らの部下じゃない。僕の部下だ。僕と立はここにお世話になっている代わりとして、あんた達を手伝っているにすぎない」
第一、僕は新選組預かりだし。
隊士じゃない。
立は表面上は新選組の隊士になる。
だけど、立は僕の組の者で僕の部下。
僕達は新選組に、幕府に忠誠心なんて持ち合わせていない。
土方さんも、僕の正体と本性を知った以上、僕を追い出すことは考えにくいだろう。
僕が長州側について困るのは、新選組だと理解しているはず。
「とりあえず、北凪に観察に入るように説得はしてくれるのか?」



