新選組と最強子供剣士

とりあえず土方さんのところに行くか。


「土方さん、剣壱だよ」


「あ?入れ」


土方さんの許しをもらい、部屋に入る。


部屋には土方さんと、探そうとしていた山崎さんがいた。


よっしゃ!探す手間がはぶけた!


「何の用だよ」


「土方さんと山崎さんの2人に用がある」


「俺にも?」


「そ。はいこれ」


土方さんに向かって紙を渡した。


土方さんはそれを受け取るって読むと、驚いた顔をする。


その後、厳しい顔で僕を見た。


「これは?」


「僕なりに調べた、間者の可能性が高い人達だよ」


「!?」


ニッコリと笑って言うと、山崎さんが目を見開いて驚いた。


土方さんに渡した紙には、僕が調べた長州の間者であろう人の名前が書いてある。


文字は山南さんに教えてもらったんだよね。


「可能性‥‥‥決定はしていないのか」


「裏を取ってほしいなら、報酬をいただきたいな」


ニッコリと笑って言うと、土方さんは舌打ちをする。


その後、僕を睨みながら言った。


「何が目的だ?」


「立の監視を取ってほしい」


「却下だ。疑ってるわけじゃないが、流石にお前らは怪しすぎる」


ふぅ~、そう上手くはいかないか。


まぁ簡単に信用しろって方が難しいんだけど。