これ以上あの2人とは関わりたくない。


あれは僕の担当じゃないから。


さて、そろそろお昼の時間だ。


どこに行こっかな~


ドン!


考えて歩いていると、人にぶつかる。


もう、本当にこの街は人が多いな。


「いててっ、すみません」


「ああ、俺もす‥‥!?」


相手が言葉を切り、僕は不思議に思いその人の顔を見る。


「!?」


そして僕も言葉を失った。


「‥‥‥」


「‥‥‥」


「‥‥‥」


「‥‥‥」 


お互いに沈黙のまま何も言えない。


やばい、何か言わなくては。


「‥‥‥」


「‥‥‥」


「‥‥‥や、やぁ、奇遇だね、白凰」


「ああ、そうだな」


そう返した、土方さんにまけないくらいの仏頂面な白凰。


うん、顔が綺麗な分余計に、ね。


まさか昼の京で、こんなに人がいる中で!


よりにもよって白凰に会うなんて!


運命を感じる!


‥‥‥‥‥


‥‥‥‥‥いや、ストップ僕。


壊れるなぁ、冷静に冷静に。