おぉ!勢いあまった男達が店の商品に激突!


商品はまたもや無残な姿に!!


オロオロと困る店員さん達!!


何もできないギャラリー!!


白熱する喧嘩!!


‥‥‥いや、実況してる場合じゃないよねぇ。


うん、マジでどうしよう?


これ絶対に土方さんに起こられるパターンじゃね?


うわ、それは嫌だなぁ。


でも、今から止めても無駄な気しかしない。


ふーむ、困った困った‥‥‥‥


「やっほ、剣壱君」


「あ、沖田さん」


「こりゃまた白熱してるねぇ」


「いや、止めてよ!どうするの!?」


「今止めても無意味でしょ。だから剣壱君も動いてないんでしょ?」


間違っちゃいないけど‥‥‥


あの、沖田さんさ。


僕は一応いい子ちゃん設定なんだ。


お願いだから隊士の前で、僕の本性が出そうなこと言わないで!


「だって、僕、どうすればいいか分からないんだもん。新八さん達は楽しそうだし」


「確かに。あの3人がそろって喧嘩を受けると手がつけられないよね」


「やっぱりお手上げ?」


「こういう時はね、放置しといてある人に報告するんだよ」


ある人ね。


だいたいの予想はつく。


「‥‥‥土方さん、井上さん、山南さん」