お梅さんの顔は青くて、身体は細かに震えたいる。


さて、ここで困ったこたが。


お梅さんの監視を任されている僕としては、これか任務失敗になる。


まぁ任されたのは今日からだし?


土方さんにも明日からとは言われているし?


別に失敗ではない。


けど、やはり可笑しい。


なぜお梅さんを活発的に狙うかだ。


そしてたどり着いた結果、やはり情報がどこかから漏れている可能性がある。


うむ、どうしたもんか‥‥‥


「あ、山崎さん!」


「ん?剣壱君と、お梅さん?」


「なんかねぇ、お梅さん、怖い人から追われてたみたいなんだ!ちょっとここで隠してくれかなぁって。土方さん達いないから、とりあえず山崎さんのところにきた!」


山崎さんは僕とお梅さんを交互に見ると、首を縦に振った。


「わかった。剣壱君、ありがとう」


「どういたしまして!じゃあ僕、用事あるか!
お梅さん、またね~」


「ええ。剣ちゃん、ありがとう」


よし、お梅さんの問題は解決した。


「にゃ~」


廊下の角を曲がると、叶がお座りをして待っていた。


「叶、待ってたんだ。利口だぞ。後、これから出かけるよ」


叶に言うと、叶は僕の肩に乗った。


子供の姿だからかちょっと叶が大きく見える。


よく肩なんかに乗れたな。


「じゃ、行こうか」


僕は門前につくと、気配を確認する。


そして誰もいないのが分かったところで、屯所を出た。