『ぅへ…ぇへへへへへ』
「千夏キモい!!」

休み時間、机に伏せて
同じく机に伏せて休み時間と授業中関係無く熟睡している夕の寝顔を見ていた
自然と自分でも気持ち悪い笑いが出てきて…

大声であたしをはたいた瑞希に小声で怒った

『ばっ…夕起きちゃうじゃん…!』
「…はいはい。ノロケんな(笑」
『だって…』

レギュラー!ですよ!?
一軍だったけど試合に出られなかった夕が!!
名門校のウチの野球部の代表9人の1人としてマウンドに立つんだよ!?

『そりゃもう…嬉しくて泣けてくるから…(笑』

嘘泣きで瑞希の笑いを取っていると

「夕ー!!ゆう夕YOUーーーー!!!!」

裕樹が両手をぶんぶん振り回しながら走ってきた
そして、夕の机の前に止まった頭を
あたしが止まったと同時に引っぱたいた

『ばっ…!!!!』
「てェッ!;」

『夕、起きちゃうじゃんっ;』
「ぁあ~~。はいはい(笑」
「ホラ。裕樹も同じ反応してるし(笑)で?何騒いでんの?」
「いや。特に意味は無い(笑」
「「無いのかよ!!!!(笑」」

「…夕、起きるぞ?」

『あっ…』
「あたしはどーでもいいけど(笑」