ぐっ ぐっ

立ち上がって、ゆっくりと強く膝を押した
手足から力を抜いてリラックスさせる

「2095番」

『…はい』

小さく返事をして、タータンの上に張ったマークテープの前に立つ

『…ふぅ…っ』

ゆっくりと、少しずつ息を吐いて
目を閉じたままタイミングを計る



ここだ

目を開けて、右足に力を込めて走り出した


跳べ

跳べ


跳べ



跳べ



跳べ!!!!