真っ白な世界。
それは、私の生きる世界のすべて。

白、白、白、真っ白。


あ、空は青いわ。


私が生きるこの世界は真っ白でしかない。
そう、白しかないの。
つまらない世界。


変わらない事実....
そう想って諦めていた。

私の生きるべきこの世界は真っ白で、静かで、全てを凍らせてしまうんだって。
私達はこの白銀の世界でしか生きられない。って
そう言われ続けて来た。

だから誰ひとりとして疑わなかった。


でも、違った。
彼に出逢って私の生きる世界に鮮やかな彩りが輝いた。