ガサガサッー
「……っ!いやっ!!」
「……っ!」
自分の近くでふいに起こった物音
室内が暗いせいか
私は怖さのあまり
一条に抱きついてしまった
「………………………」
「………………………」
気まずい、気まずすぎる……
でもこういうときって
どういう風に話しかければいいの!?
いや、悩む必要はないよね…
普通にごめんって言えばいい話だし……
「ごっ、ごめん一条…!」
そう言って離れようとしたけど
「いっ、一条……?」
なぜか一条は離してくれなくて
「…………………」
だだただ長い沈黙が
私たちの間に流れた


