しょうがない。

しょうがないことなんだけどね!?

家隣だし!!

き、気になる…

さっきから、数メートル後ろを歩く、悠斗くんと松江くん。

悠斗くん声が大きいから、

話しが聞こえちゃう!

私は静かに帰りたいのに…!


そんなことを考えていたら、

家まであと数十メートルになっている。

そう言えば、悠斗くんの話し声が聞こえない…

あ、今あれだ。

二人っきりだ。


私と松江くんの距離、

数メートル。

追いつくわけでもなく、

追いつかれるわけでもない。


微妙な距離を保ったまま、

家まであと、数メートル__