「あ、あの!」


ん?

家に入ろうとしたら声をかけられた。


「今日、隣に引っ越して来た松江です。」


そこにはうちの学校の制服を来た、

見慣れない男の子。


「初めまして。神野です。」


「これ、つまらないものですが…」


「すみません、ありがとうございます。」


「いえ、ではこれで。」


丁寧に頭を下げると、

彼は家に入っていった。


…松江か。

どっかで聞いたことある名前。

ぼーっとしながら、家に入った。