「湊、帰ろー!」


「うん」


いつの間にか太陽が傾いてる。

昼間の暑さはだいぶ、やわらいでた。


「あ、今日誰か隣に引っ越して来るんだって」


「へぇ…同い年くらいの子いるかな」


「どうだろ…」


それから梓と別れた。

家の近くに来ると、

ちょうど引っ越しのトラックが走り去っていった。


隣の人、

どんな人だろ…