例年よりも遅く梅雨に入った7月上旬。



私は弓道部として夏の最後の大会に向けて練習に励んでいた。



今年こそは大会出場を誰もが狙っている。



練習が終わり家に帰ってくると、ケータイが光っていた。




「なつきかな?」




親友のなつきからline がきていた。






『ちょっとお話いい?』





『いいよ?』




返事を返した瞬間にまた来た。





『なんかね



サッカー部が昨日合宿だったらしいんだけど



王様ゲームしたんだって!


したら、太陽が日向にコクるってことになったんだって!』




『!?』




何それ?何で私なの?




『だけど振ってだって』




なんだ....




『もちろんふるから大丈夫だよって言っといて!』





『オーケー』




一瞬ドキドキしたじゃん...




ばれないようにうまくやろう。




それからなつきといつもどうりたくさんLineで話した。