さよなら賑やかな夜よ。





「えっと、」


『名前なんて言うの?』


「町井司…」


『つかさ、いい名前だね』




しみじみと私の名前を呟く彼。



まじまじとその顔を見てみると、やっぱり綺麗だ。


日本人離れというか、いや、日本人過ぎているというか。




「時代が違う……」


『え?』


「あ、いや」




きっと彼はこの世の人じゃない。




直感的に思った私は、だいぶ頭が壊れてる。