私のカレシ、浮気カレシ。




「礼於、多部さんいるじゃん?」



私は隣を歩く礼於を見上げながらいう。


礼於は、何急に、みたいな目で私を一瞥する。



「ああ。萌衣ちゃんでしょ?」


「そうそう。ぶっちゃけ、礼於的視線から見て、可愛い?」


「ブスだよ、性格も顔も。」


「辛辣っ!!」



性格はともかく、顔は結構可愛いじゃん!



「あいつ、ナルシストなんだよ。キモい。」


「礼於さーん、相手女!オブラートオブラート!!」


「オブラートに包んであげるほど好きじゃない寧ろ、ブスは嫌い」


「えー?じゃあなんでキスしてたん?」



あんなに、何回もねぇ?