このまま電車に乗るわけにもいかないのでタクシーを拾った。 運転手は訝しげな顔をしていたが、何とか誤魔化し自宅まで送ってもらう。 古びたアパートの二階、俺の部屋のベッドにジュリエットを寝かせた。 既に冷えきった硬い躯。 痛々しいガラスの破片を丁寧に取り除き、そっとバスタオルで包み込んだ。