無事昇進を果たしてからも、ただただジュリエットの前を通り過ぎる日が続く。 ―――だから今日だって、いつもと同じだと思っていた。 「キャァァァァァァ!!!」 今日もジュリエットを見られた事で恍惚としていた俺を一気に現実に連れ戻した悲鳴。 場所は俺の数十メートル後方……ジュリエットの店のあたりだった。