客先との接待を終えたばかりで気だるい帰り道の途中、彼女を見つけた。



ガラスで遮断された室内に見える、美しいドレスで着飾った美しい彼女。





―――まさか、この歳になって一目惚れをするなんて思ってもいなかった。