「よし、わかった。」



「えっ、なにが?」



「俺がお前に、英語、教えてやるよ。」



「とっ、冬真君が?!

い、いいよっ、そんな!!」




そういった日葵は、慌てて首やら手やらをブンブンと横に振る。




「そうだな~...

家だとアレだから、やっぱり学校の方がいいよな?」



「ちょ、ちょっと、冬真君?

私の声、聞こえてます?」



「んじゃ、放課後ココ残るか。」



「聞いてない...

そんな、冬真君に迷惑じゃ...」




またそうやって、日葵は俺から逃げようとする。




「俺がタダで教えるわけねぇじゃん。

ちゃんとお礼はもらうから。」




そんで素直になれない俺も、正直いってめんどくさいバカ男なんだろう。




「お礼...」



「なにで返してもらうかは、俺が決める。」



「う、うん...///」




そういって日葵は、顔を赤くしてうつむいた。


こういう顔をされると、俺は...