関わっちゃいけない。
関わった数だけカロンの拘束が増える。
そう悟ったフェオドールは父親のもとへ走った。
弟を救えるのはきっと彼だけだ。
――父様!!カロンを、助けて下さい!
必死に頼んでくる息子をジェラルドは悲しげに見つめた。
――ごめんねフェオ。カロンを助けるのは父様にも難しいことなんだよ
――どうして!?あのままじゃカロンが…!
――カロンのことはわかっているよ。私もここへ来る度に何度も拘束を解いてやった。けれど自由にしてやってもシャルロットがまたああしてしまうんだ
深い溜息をつく父親を納得いかない目で睨みながらフェオドールは意見した。
――なら……カロンをおれ達の家に…!
――母親と息子を離れさせたらいけないよ。カロンを取り上げたらシャルロットの精神状態がさらに酷くなってしまう
何を仕出かすかわからない程に。



