EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【カロン編】





「カロンの母親…シャルロットのことを知っているか?」

「いいえ…詳しくは…。前にオーレリアンさんとルカくんから少し聞いたくらいです。カロンさんを道具扱いしてたとか…マリアンヌさんを………その…」

フェオドールの母親――マリアンヌを殺したのがシャルロットだ。

言いづらい事実を前に小鳥は話題をそらした。

「シャルロットさんについて、あまり良い話は聞いてません。実際はどんな方だったんですか?」

この問い掛けにフゥと軽く息を吐き出すフェオドール。

「……そうだな。まずは彼女について話さないといけないな」

まだチビっ子三人が夢の中にいるのをチラリと確かめて、彼は話し出す。

「シャルロットは父様の愛人……いや、愛人ならまだマシだったか…。実際のところ、彼女は養女だったんだ」

「養女…!?」

「親のいないストリートチルドレンだったシャルロットを拾って養女にしたらしい。娘がいなかったから、欲しかったんだろう」