「こんにちは!じゃないよ。おじちゃまって呼ぶな。前から言ってるだろ」
オーレリアンがギロリと睨むも、さすがカロンの娘。
怯まずこう言った。
「だってパパがー」
「あの馬鹿が?そう呼べって?」
コクコクと頷く優姫。
それを見てオーレリアンはポケットに手を入れた。
「あの野郎…」
「オーレリアンさん!注射器しまって下さい!」
「まあまあ。おじちゃまって呼ばれるの、俺は嫌いじゃないよ」
にこやかに笑って静理がオーレリアンを宥めようとする。
しかしそれは逆効果だった。
「しずにい!」
大好きな静理を見つけてピョンと抱き着く優姫。
「静理だけ“しずにい”とか、ふざけるなよクソガキ」
オーレリアンが地を這うような声で言っても優姫はケロリとしている。
「クソガキっていうほうがクソガキなんだよ?おじちゃまそんなこともしらないのー?」
「……優姫ってさ、マジで性格カロンだよな」
ルカがボソリと呟いた。
「本当だね。見た目は小鳥ちゃん似なのに…。勿体ない」
静理が苦笑しながら頷く。
「ていうか静理が好きとか趣味悪いね、君」
「はくまおじちゃまにいわれたくなーい」
「ん?それどういう意味さ」
今度は白魔が姪っ子と火花を散らし始めた時だった。
「ったく……あんたら、人んちの玄関で何騒いでんの」



