EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【カロン編】


「そう、いい子。ふふ。ねえ、まずはお腹を見せてよ」

彼の希望通り、小鳥は服をまくり上げて素肌を曝した。

ギュッと目はつぶる。

恥ずかし過ぎて死にそうだ。

「ああ…真っ白な肌。とっても綺麗に赤が映えそう」

うっとりとした声が聞こえた次の瞬間。

「っ……あ!!!」

突然、紫音が腹部に噛み付いた。

牙が突き刺さり、紅の雫が肌を伝う。

「いっ……やぁ!!」

「動かないで。従順なペットはボクに血だって差し出すでしょ?」

こぼれる血を舌で舐め取り妖しく微笑む吸血鬼。

「キミの血、甘い。美味しいね」

合格だ、と囁いてもっと欲しがる。

「さーて、次は胸から吸ってあげる。もっとまくって?」

更に服をたくし上げろと命令してきた紫音を、小鳥は涙目で見上げた。

「やっ…いや!!カロンさん助けて!!」

「ハハッ、あの愚鈍なデカブツがここを見つけられるわけ――」