「うん。飼い主にどこまでも従順で、脱げって言ったら脱いで、差し出せって言ったら喜んで何もかも差し出しちゃうペット」
小鳥の顔を舐めるように見る。
それから紫音はトンと軽く小鳥を押した。
「仕込めばキミはすぐにそうなるよ」
軽く押されただけなのに、小鳥の身体は体勢を崩してベッドに倒れ込む。
「っ…!」
すぐ起き上がろうとしたが、瞳をギラつかせた紫音がのしかかってきた。
「ほら、脱いで」
「なっ!?」
「従わなきゃキミのこと、吹っ飛ばしちゃうよ?」
どこに隠し持っていたのだろう。
言うが早いか紫音は片手に手榴弾を握った。
「は、や、く」
危険な爆発物を持っている方の手で小鳥の頬をペチペチ叩く。
「っ…」
ゾクリ、と背筋を走る恐怖。
こんな至近距離で、しかもこんな狭い部屋で投げつけられるなんて堪ったものじゃない。
小鳥は覚悟を決めた。
震える指で自分の服に手をかける。



