「紫音さん…ミッつんのこと大好きなんですね」
狂気じみた独占欲がチラチラ見えるが、ようするにお兄ちゃん大好きっ子なのだ。
そう理解した小鳥は相手を刺激しないように会話を繋いだ。
「ふふ、キミは話のわかる人間なんだね。嬉しい」
蜜莉に似ている可愛い笑顔。
しかし油断はできない。
なんせ彼は兄とは違う思考の持ち主なのだ。
「ねえ、キミなら新しいペットとしてボクが飼ってあげないこともないよ。あんなデカイだけの馬鹿男が主人なんて最悪でしょ?ボクに飼われてみない?一緒に遊ぼうよ」
悪意なく誘ってくる紫音に小鳥は困惑した。
とりあえずカロン以外なんて考えられないので、素直にそう伝えることに。
「それは…無理です。私はカロンさんの……フィアンセ、なので…」
照れながらフィアンセを強調してみる。
すると紫音は心底残念そうな声を出した。
「えー…キミみたいに従順そうな子がフィアンセだなんて…勿体ない。キミはたぶん理想のペットになる素質を持ってるのに」
「理想のペット…?」



