EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【カロン編】


「殺気立っているね。文句があるなら家族会議でも開こうか」

拳はおさめたもののまだいがみ合っている二人に静理が提案する。

「開こうよ。議題は、小鳥のフィアンセにカロンが相応しいか相応しくないか、だ」

ルカが刺々しい口調で言うと、カロンは挑発的に笑った。

「ハッ…相応しいに決まってんだろ。最近の俺は、小動物に恋しちゃってるみたいだからな」


「は…?」

「カロンが…?」

「恋…?」

ルカ、静理、フェオドールの順に驚きの声を出す。


「んだよ。そんなに意外かよ」

兄弟達のポカンとした顔を見て、カロンは言わなきゃ良かったかと少し後悔。

「め、めっちゃ意外だろ!カロンお前、恋愛できたんだ…!」

「ルカ、それはちょっと失礼すぎやしないかい?」

「カロン……おめでとう」

フェオドールが祝福の言葉と共にカロンの肩をポンと叩く。

「いやフェオ、まだ何もおめでとうじゃないから。てか小鳥に恋してるなら彼女とかつくんなよ!今すぐさっきの女フってこい!」