「これ、地上で生きてたら常識だよな?ヤッバイ俺。闇人だってバレないかな?」
「たぶん……大丈夫だと思いますよ?ちょっと常識ないのかなと思われるくらいですよ」
「……それはそれでヘコむ」
変な行動をしないよう、なるべく小鳥の真似をしよう。
そう決めて、隣を歩く小鳥をルカがチラチラと観察する。
小鳥は前を向いて歩きながら、ゴクリと唾を飲み込んだ。
(ただ歩いてるだけなのに、横から、ルカくんの視線が……!)
丸わかりである。
常に見られていることが妙に落ち着かない。
小鳥もチラリとルカを見た。
すると。
「っ!!」
なぜかルカはビクリと肩を震わせ、勢い良くそっぽを向いてしまった。
「ルカ、くん……?」
そっぽを向かれたせいで顔は見えないが、真っ赤になったルカの耳はバッチリ見えている。
小鳥が恐る恐る呼べば、ルカは小声で言った。
「どうしよう……。俺、さ……小鳥のこと見倣おうと、観察してたのにさ……見れば見るほど、小鳥がめっちゃ可愛いってことしか頭に入ってこないんだけど」
「っ……!?そ、そんな、ことは……ないと」
「あるから!俺の煩悩甘くみんなよ!?小鳥に対してはスッゲーんだから!」
「そ、そうなんですか……?」
「そう!……て、何言ってんの俺?こんなことを言うつもりじゃ……!」



