「んーっ!!やったぁあ!!地上だ!空だ!太陽だぁ!!!!」
玄関から飛び出し、綺麗に晴れた青空を見上げてルカが叫ぶ。
かなりの大声で恥ずかしいが、まだ屋敷の敷地内なので人の目は気にしなくて大丈夫そうだ。
「小鳥!ほら、見て!空!本物!しかも昼間!」
興奮してはしゃぐルカに、小鳥は悪気無くクスッと笑った。
(すごく喜んでるルカくん、可愛い!)
ルカは小鳥の手を離し、両腕を広げ、日差しを全身に浴びて気持ち良さそうにクルクル回っている。
自分を見つめる小鳥の笑みに気づいた時、彼はピタリと動きを止めた。
「ご、ごめん。なんか、俺だけテンション高くて……。マジでさ、昼間にビクビクしないで地上を歩けるとか、夢みたいなんだよ。普段なら絶対有り得ないから」
モジモジしながら小声になる。
ルカはどうにか落ち着こうと深呼吸した。
「スーッ、ハァァァー……」
「……大丈夫そうですか?」
「うん。俺は冷静。落ち着いた男。大丈夫」
普通のテンションに戻ったルカを確認してから歩き出す。
二人は屋敷の外へ出た。



