EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】



それからもエレベーターが止まるまで他愛ないお喋りを続けた二人。

停止したエレベーターの扉が開かれた時、真っ直ぐ伸びる細長い廊下が目の前に現れ、小鳥は以前ルカとここまで来たことを思い出した。


(あの時は夜だったから暗かったけど……)


今はまだ午前中。

日がある時間なので廊下は窓から差し込む太陽の光で明るい。

「天気、良さそうだね」

ルカが窓の側に寄って外を見る。

「そうですね」

小鳥も窓辺に近寄り、ルカの隣に立った。

明るい日差しが二人の顔を照らす。

「ルカくん、太陽は大丈夫ですか?」

太陽の光をまともに受けている自分の顔をそっと触り、ルカは嬉しげに頷いた。

「うん。ホント、すっごいな!なんかワクワクしてきた。早く外に行こう!」

「えっ、きゃあ!?」

小鳥の手を握り、ルカがバタバタと駆け出す。

引っ張られるようにして小鳥は屋敷の中を走り、玄関ホールから外に出た。