さて、食事休みに入ると、ルカは蜜莉と一緒にシャワー室前のベンチへ向かった。
以前、蜜莉と小鳥がそうしたように、そこに腰掛けてお弁当を食べる。
「あ、お弁当箱かわいいね。小鳥の?」
おにぎりと一緒に可愛いウサギのお弁当箱が登場し、蜜莉が微笑んだ。
「たぶん。……そっか、小鳥の私物か……」
初めて見るお弁当箱にちょっぴりドキドキしつつ蓋を開ける。
すると綺麗に詰められた美味しそうなおかずが現れた。
それらを一つ一つまじまじと見つめながら、ルカは小声で独り言。
「どうしよ……食べるの勿体ないんだけど」
「なら僕が食べてあげようか?」
「や、ヤダ!俺が、食べるっ」
どれから味わおうか迷いに迷ってから、ルカはタコさんウインナーをフォークで刺した。
「こういうのって、わざわざ形作るのかな?」
「そうらしいよ。お弁当は見た目も大事なんだって。タコさんウインナーは大人気って習ったよ。お弁当に入ってると人間のテンションが上がるって」



