思いつく限りの文句を言うカロンの横で、ルカはハッとして蜜莉を見た。
「そうだ、ミッつん!今日一緒に食べない?俺、弁当持ってきたんだ」
「お弁当……?まさか、血潮に塗れた生肉を……」
蜜莉の顔色が青くなる。
「違うって!小鳥が作ってくれたんだから、そんなもん入ってないし!というか今俺、人間だから。いったん闇人やめてるから」
「え、どういうこと……?」
首を傾げる蜜莉に、ルカは自分の状況をサラッと説明した。
「成る程ね……信じられないけど、確かに牙ないね」
ルカが口をあんぐりと開け、その中を蜜莉が覗き込む。
「へー、小動物の手作り弁当か。ルカだけズリィーし。今度俺も貰う」
「カロンも人間になるの?」
飴を自分の口に入れながら蜜莉が訊くと。
「なわけないじゃん。小動物の生き血をだな」
「ふざけんなよ!絶対阻止するからな!」
直様ルカが怒り出す。
そんな会話をしているうちに授業開始の時間となった。



