EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】



 小鳥と別れ、学校へ行ったルカは最初の授業で取り敢えずカロンを捕獲した。

そして自分の隣に座らせる。

「カロンお兄さん、俺今か弱い人間だから。なんかあったら守って」

「えー、めんどー。ルカは生命力図太いから平気じゃね?」

屋敷でルカの体のことを耳にしていたカロンは言葉の通り、面倒そうな顔をしてから机に突っ伏した。

「なんだよ生命力図太いって!」

「そもそもさ、ルカの血を吸いたい奴なんていなくね?」

「……それはそれで、地味にショック」

俺ってやっぱりマズそう?とルカが尋ねようとした時だった。

「おはよう。ルカ、カロン」

「あっ、ミッつん、おはよー!」

登校してきた蜜莉が、ルカ達の目の前の席に腰掛ける。

そして鞄からガサゴソと飴の入った袋を取り出した。

それを眺めつつカロンがねだる。

「なぁー、血液味ないの?」

「ないよ。売ってたとしても、僕絶対買わないから」

「ミッつんの偏食、悪食」