EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】


考えながら、カパッとお弁当箱の蓋を開ける。

久しぶりに見てみると、なんだか小さいような気がした。

「……子供用だから、かな?」

あまり沢山入りそうもない。


(おかずだけ入れて、おにぎりはアルミホイルに包んで渡そうかな……)


恐らくルカはいっぱい食べるだろう。

先程の食事でも小鳥より多くベーコンを食べていた。

「どんなおかずが好きか、訊いておけば良かった……」

尋ねたところで、食べたことがないからわからないと言われそうだ。

ルカのことを思いながら明日のために少しだけ準備を始める。


(考えてみたら、誰かのためにお弁当を作るなんて、初めて……かも)


しかもその相手が好きな男の子である。

意識した途端、小鳥は頬を赤らめてニヤけそうになった。


(が、頑張らなきゃ……!)


ルカには美味しいものを食べさせてあげたいし、喜んでもらいたい。

彼の明るい笑顔を思い出して、小鳥はドキドキした。