「すみません……このおかずだったら、パンの方が良かったかもしれないです……」
「ん?そう?これでご飯、いけるけど。美味しい」
ベーコンと白米をフォークで口に運び、モグモグ食べる。
食べ始めた時は箸を握っていたルカだったが、使い慣れていないため早々にフォークとチェンジした。
「ルカくんが作ってくれたお味噌汁も、とっても美味しいです」
「そ、それは、小鳥が隣で味噌の量がどのくらいとか、ちゃんと教えてくれたからで……!俺一人じゃ絶対無理だった!美味いのは小鳥のおかげ!」
力説するルカに小鳥は照れながら謙遜する。
このままだと褒めまくられるので、どうにかこうにか話題を変えた。
「明日も、寝起きのご飯はルカくん、ここで食べますか?」
「うん。明日、学校終わるまで人間のままだろうから」
「ならお弁当も必要ですね」
「おべんとう……」
考えていなかったのか、ルカがボンヤリした様子で食事の手を止める。
小鳥は確かめるように訊いた。
「作って大丈夫ですか……?」
「っ……!ぜ、是非とも!お願いします!」
ルカが内心でガッツポーズをする。
小鳥はというと、お弁当箱のことを考えていた。



