小学生の頃の料理下手な自分を暴露してしまって恥ずかしい。
小鳥はちょっと俯いた。
「……今は?」
ルカが尋ねれば、小鳥はバッと顔を上げる。
「今はもうちゃんとできます!毎日コツコツ頑張ったので」
ちょっと自信があるのか、小鳥の瞳がいつもより輝いていた。
ルカが心の中で叫ぶ。
(……っ、かわいい!)
無性に小鳥を撫でくり回したくなったルカだが、如何せん右手に包丁、左手には大根だ。
「……やっべ……今、小鳥の頭を超撫でたい。めっちゃイイ子イイ子したいっ」
「そ、それは……恥ずかしい、ですし、そんな子供では、ないので……」
ルカの手が空いて撫で回されては大変だ。
小鳥は真っ赤になりながら逃げるように無駄話をやめて、ベーコンを焼くことに集中した。
そうして、初めて二人で一緒に作ったメニューはというと。
白米に味噌汁、ベーコンにスクランブルエッグにサラダ、となった。
テーブルに向かい合って座り、早速「いただきます」をする。



