EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】


レオはまた小鳥に視線を戻すと、早足で自分の作業台へと歩いていった。

そして作業台に置かれていた完成品を手に取り、遠慮がちに小鳥へと差し出す。

「あの……これ」

それは前から作っていた鉄くずアートの「鳥」だった。

「鳥さん!できたんですね」

「はい。これはメジロです。本物は見たことがないので、資料を参考にしました。……貴女に、あげます」

「えっ」

驚く小鳥の眼差しがレオを見上げる。

レオはなるべく自分の顔を隠そうと、片手で頭のフードをグイと下に引っ張った。

「貴女は、俺の作った物を褒めてくれたから……。あ、でも廃棄物で作った物なんて、貰っても、嬉しくない……ですよね。すみません今気づきました」

「そんなことないです!嬉しいです!でも、私なんかが貰っちゃって良いんですか?」

「良いんです。途中から、貴女にあげることを考えながら作っていたので」

それならば受け取らない方が失礼だろう。

小鳥はレオが差し出すそれを壊さないように優しく受け取った。