この場から消えてしまいたい、とでもいうように俯いて猫背になるレオ。
(そう言えばあの時、氷河さんが言ってたっけ……)
ブサイクじゃないから自信を持てと氷河に言われていたのを思い出す。
「レンリ兄さんには、蒼神家の恥さらしだって言われました。俺に生きてる価値なんかないって」
「あー……そういやカロンが言ってたな。そのレンリとかいう奴、性格クソだって」
「レンリ兄さんが正しいんだと思います。俺は本当に、ブサイクだから……」
ハァと溜息を吐いてから、レオは少し顔を上げてフードの中からチラッと小鳥を見遣った。
どこがブサイクだというのか。
小鳥は首を傾げて彼を見つめ返す。
「ところで、どうして貴女がここに……?ルカと友達なんですか?」
「は?お前、軍学校の生徒ならうちのパーティーに来たよな?あの時に俺のこと見なかったの?」
「クラヴィエ家のパーティーのこと?俺、ああいうキラキラした場所が苦手だから、あの時はなるべく目立たないように一番隅にいて……誰とも目を合わせてないです。……あれ?うちの、パーティーって、まさかルカはクラヴィエ家の……?」



