「そ、そっか。ありがと」
ルカがあからさまにホッとする。
「あ、でも今日は分解作業はしないから!小鳥が一緒だし、そんなのに付き合わせたら悪いから、ガラクタ拾うだけにする」
そう言って秘密基地の外にある鉄くずの山へとルカが視線を向けた時だった。
「……ルカ?」
第三者の声が響く。
男子の声だ。
外の方から背の高い誰かがやって来る。
「レオ!来たんだな。久しぶり!」
現れた人物にルカが親しげに駆け寄った。
レオと呼ばれた彼は、白いパーカーを着ていて頭にフードをかぶっている。
フードから覗く髪はサラサラの青。瞳は綺麗な空色だ。
(あれ?どこかで、見たような……?)
こちらに近づいてくるレオを見つめて小鳥が自分の記憶を探っていると、レオと視線がぶつかった。
彼の目が大きく見開かれる。
「貴女は……櫻井小鳥?」
「え、レオ?まさか小鳥と知り合い!?」
知らない、と小鳥は否定できなかった。
その代わり、こう尋ねる。
「あの……どこかで、会ったことないですか?」



