EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】



(これも、ガラクタ……?捨てられてたの?凝った作りで凄く素敵なのに……)


金属のフィギュアを眺めていると、ルカが隣にやって来た。

「それ、鉄くずアートだよ」

「鉄くず……?」

「うん。素材は金属のゴミ。捨ててあるネジとか釘とか集めてさ、削ったり溶接したりして形をつくるんだよ。ほら、よく見ると鉄くずの集まりでしょ?」

言われてフィギュアの細部を観察する。

するとルカの言った通り、ネジの形が見えてきた。

「あっ、ワンちゃんの足に、ネジが……!」

「顔のとこにはナットも使ってるね。マジ細けぇな〜」

他人の物を褒めるような言い方に、小鳥が首を傾げる。

「これはルカくんが作ったんじゃないんですか?」

「違うよ。俺の他にもう一人、ここに来る奴がいて。レオっていうんだけど、そいつが作った」

「ルカくんは作らないんですか?」

「ああ、まあ……俺はね……アート作品よりも機械の方が好きだから。ここに来たら拾った機械を分解して、それで何時間でも楽しめるから……って、俺ってヘンタイ?」

怖々と尋ねるルカに、小鳥は思っていることを素直に話した。

「ヘンタイ……ではなく、そういうのは趣味と言うんじゃないですか?」