「へぇ……必死だね、ルカ。見苦しい程度には」
「見苦しくて悪かったな。それでも、絶対に小鳥とキスなんかさせない」
「それはルカなりの宣戦布告?」
「っ……小鳥に選ばれたのは、俺だし」
「ああ、そうだったね。僕のプリマドンナは君を選んだ……」
白魔は冷たくルカを一瞥すると、小鳥の腕をグイと掴み、強引にルカから引き離した。
「きゃあ……!」
力の強さにバランスを崩しそうになった小鳥を抱きとめて、白魔は小鳥の耳元に顔を近づける。
「ねぇ、今度僕の部屋へおいで。こんな生意気なルカのどこに惹かれたのか、その時にじっくり君の心の中を教えてもらうことにするよ。だから、今日はこれで許してあげる」
そして、小鳥の頬に白魔が唇を落とした。
「っ、ぁ……!」
軽いキスだったが、驚いて声が出る。
白魔は挑発するような笑みをルカに向けながら小鳥から離れた。
「小鳥!」
白魔を睨みつけ、ルカが小鳥を自分の方へと引き寄せる。
ルカは白魔がキスした小鳥の頬を、自分の服の袖でゴシゴシと拭った。
「る、ルカくん……?」
ポカンとしてされるがままの小鳥。
ルカは気が済むまで小鳥の頬を拭うと、ちょっと躊躇ってから白魔と同じ場所にチュッと口づけた。
「ひゃ……!?」
ピクンと身体が反応する。
先程よりも衝撃的で刺激が強い。
まさかルカからキスされるとは夢にも思わず、小鳥は一瞬にして顔を真っ赤にさせた。



