フェオドールから穏やかに頼まれ、ルカはムスッとしつつも頷いた。
そんなルカを見て、小鳥はふと思う。
(ルカくんが作業してるとこ、見てみたいな)
まだ知らない彼の顔を見ることができるかもしれない。
「あの、ルカくん」
「ん?」
「作業するところを、見てても良いですか?」
「え?俺の?」
「はい」
「な、なんで!?」
「ルカくんがどんなふうに直すのか、見てみたくて」
予想外だったのか、ルカは困ったような、けれど嬉しそうな表情をした。
そして、お許しがでるのかと思いきや。
「っ〜、ダメ!見ちゃダメ!」
頬をほんのりピンクに染めて、ルカはゴニョゴニョと続ける。
「小鳥に見られてたら……その、スッゲー気になって、作業どころじゃなくなるから……」
本音が漏れた。
「だから、見ちゃダメ。待ってて。ソッコーで終わらせてくる!」
「わかりました……」
少々残念だが、仕方ない。
小鳥は「邪魔になるくらいなら」と見学を諦めた。



