「ジャンケンは、男らしいのか……?」
「さあ?言ってみただけ」
フェオドールとカロンが話しているのを聞きながら、小鳥はチラリとルカを見た。
(一緒に、寝るなら……)
彼が良い。
とてもドキドキするかもしれないが、一番安心できる気がする。
自分の寝床が運任せのジャンケンで決まってしまう前に、小鳥は勇気を出した。
「る、ルカくんが、良いです!」
「え?」
ジャンケンで何を出そうか真剣に考えていたルカがパッと顔を上げて小鳥を見つめる。
「お、ルカか」
「……それがいいだろうな。ルカは既にマドモアゼルのフィアンセに選ばれている」
「お、れ……?」
小鳥はポカンとしているルカの前に立った。
一緒に寝たいなんて口に出すのは恥ずかしいが、ここは頑張って言っておかないと恐らく伝わらない。
「ルカくん……迷惑じゃなければ……その……」
「良かったじゃんルカ。小動物のこと、堂々と抱き締めて寝れるぞ」



