ヴォルフの言葉を聞き、小鳥はルカから誘われていたことを思い出す。
「そのお祭りなら、一緒に行こうってもう約束してて」
「お〜!さすがルカくん。既に予約済みかぁ〜」
ヴォルフは感心してからニヤリと笑った。
「なら簡単だね。明日はボクがオシャレ手伝ってあげるよ!可愛くしてルカくんとデート。いってらっしゃーい」
明るく言われるが、こんな状況のままデートを楽しめるだろうか。
そもそも、だ。
(ルカくん、忘れてないよね……?)
あれから一度も創世祭の話題は出ていない。
自分だけ期待して浮かれて、当日すっぽかされでもしたら最悪だ。
心配になった小鳥は、明日の確認のため後でルカの部屋に行こうと決めた。
(そうだ、ペギーくんのことも見てもらわなきゃ)
自分の部屋で停止したままになっているペンギンロボットを思い出す。
ルカに蹴られてから、なぜか動かなくなってしまった。
(ルカくん今、学校だよね。早く帰って来ないかな……)



