「ぐぁっ!?」
「ペギーくん……!」
ドカッと音がして、ヴォルフが小鳥の上から吹っ飛んだ。
ペギーの全力タックルをまともにくらい、ヴォルフが呻く。
『敵、危険ランク未知数。非常用救援信号送信。サッサと来やがれィ』
キュピーンッと音がしてペギーの目が光る。
救援信号とやらをどこかに送信したため、何かが来るらしいが小鳥には何がどうなったのかサッパリわからない。
「ゲホッ……Scheiße!ッ、ハァ……クソがっ!」
みぞおちに入ったのか、腹部を押さえながらヴォルフが起き上がる。
痛みに表情を歪ませながら、ヴォルフがペギーに吠えたその時。
「小鳥ぃい!!!!」
バンッと扉が開かれ、廊下から慌てた様子のルカが飛び込んでくる。
「ルカ、くん!?」
突然のことに小鳥が目を丸くしていると、ルカが真っ暗な室内の状況をちゃんと確認しようと電気をつけた。
部屋が明るくなり、小鳥の視界もハッキリする。
「大丈夫!?何がっ、て……ヴォルフ!?なんでここにいんだよ!?ここ小鳥の部屋だろ!?まさか救援信号来たの、お前が原因!?」



