「ふざけんな、一人で寝ろよ!小鳥、今度の休みにさ」
「えぇ〜!なら一緒にシャワー浴びようヨ!」
「俺のシャワーは寝起き!ああもうっ、小鳥、こっち来て!」
小鳥とまともに会話ができない苛立ちが限界突破した。
ルカは強引にヴォルフを引っ剥がすと小鳥の腕を掴む。
「走って、小鳥」
「え、あっ、きゃあ!?」
「あっ、待ってよルカくん!」
ダッシュで自分の部屋を目指すルカ。
ルカに引っ張られ、転びそうになる小鳥。
そして、二人の後を追いかけるヴォルフ。
ルカはヴォルフが追いつく前に小鳥を自室に連れ込み、鍵をかけることに成功した。
「これで、よしっ」
安堵したと同時に、開かなくなったドアをヴォルフがドンドンと叩く音が響く。
「ハァ……しつこいなホントに。小鳥、無視していいから」
「え、でも……」
「いいから、いいから。しばらくすれば、あいつも諦めるよ。それより、さ……」
叩かれるドアの前で「無視は酷いのでは」と悩んでいるお人好しな小鳥を、ルカが部屋の奥へと連れて行く。
なるべくドアから遠ざかり、ルカは小鳥と向かい合った。
そして先程の言葉の続きを喋り出す。



