EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【ルカ編】



 それからというもの、ヴォルフはルカに四六時中ベッタリだった。

そのせいでルカは買い物にも行きづらく、現在、小鳥への毎日のプレゼントも贈れない状況だ。

ルカからのプレゼントが途絶えてしまい、小鳥は落ち込んだ。

ルカの事情は察しているため、本人のせいではないとわかってはいるが、やっぱり悲しいし寂しい。


(プレゼントだけじゃなくて……今はルカくんとすら、会話が……)


小鳥とルカがお喋りしようとすると、ヴォルフが割り込んでくる。

そしてヴォルフは小鳥を完全に無視してルカとばかり話すのだ。

この日の就寝前もそうだった。

「あのさ、小鳥」

自室に向かう小鳥を見かけ、廊下で呼び止めたルカ。


(あれ?今はルカくん一人?)


ルカの方へ振り返った小鳥がヴォルフの不在にホッとした、その時。

「ルカくーん、もう寝る時間じゃない?一緒の柩に入ってイイ?」

声と一緒に、どこからともなくヴォルフ登場。

ガバリとルカに抱きついて小鳥と彼を引き離す。