ガックリと項垂れ、膝に額をつけてルカが丸くなる。
そんなルカの頭をペギーがよしよしと撫でた。
「でも、写真のヴォルフさんは、ちゃんとズボンを穿いていたような……」
小鳥の独り言に反応し、ルカがガバッと起き上がる。
「あれは、俺が強制したの!紛らわしいから、俺といる時はズボン穿けって!一日しか、もたなかったけど」
「じゃあヴォルフさんは、ルカくんの彼女になりたいから女の子の格好をしてるわけじゃ、ない……?」
「違うよ。俺との出会いからして女装野郎だったよ」
「……だがルカに懐いて、より一層女性らしさに磨きがかかったような……」
「言わないでフェオ!!俺が責任とんないといけなくなる!」
慌てるルカを見て、カロンは楽しそうに斜め上から追撃を開始。
のんびりとした調子で口を開く。
「てかヴォルフ、泊まるんだろ?ピンチじゃね?ルカの処女奪われちゃうぞ」
「何で俺なんだよ!?」
「だって、狙われてんのルカだし」
「俺より小鳥でしょ!小鳥っ、ヴォルフと二人きりには絶対ならないでね!なんかされそうになったら俺かフェオかカロンかオーレリアンか……この際、静理でも白魔でもいい!誰か呼んで!頼って!お願い!」
小鳥の手を両手で握り、必死で頼むルカ。
小鳥は彼の勢いに、コクコクと頷くしかなかった。



